今月の釈迦説法
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今月の釈迦説法

釈迦が菩提樹の下で悟り、説いた教えとは中道(ちゅうどう)、縁起(えんぎ)、四聖諦(ししょうたい)、八正道(はっしょうどう) の四つの真理から成り立っています。
これらの修行を積むことによって煩悩をなくし、結果として苦を克服することができるとされています。

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2013年9月

「生きもの」すべて平等である

近年ではややもすると、平等という言葉が、「平等の権利を有する」という意味に
結びつけてイメージされがちです。

しかし仏教における平等、それは「縁起」という仏教の基本的な考え方によるものです。

つまり、「これあるがゆえに、かれあり。これなきゆえに、かれなし」といわれるように、「相い依り、相まって成立している」ものの在り方をいいます。

自分自身を含めすべての「いのち」は、それぞれ独立しているようですが、互いに関係し合い、あらゆる条件(縁)が結びついてはじめて存在しえています。

何か一つのいのち、あるいは何か一つの条件(縁)がなければ、同じような有り様をしてはいないのです。

私たち人間だけでなく、あらゆる「いきもの」は他のいのちをいただいて、他のいのちの犠牲の上に今あるのです。

そしてそれぞれのいのちには必ず死がおとずれます。

そのたくさんのいのちの誕生と、死にいたるまでの絡み合いの悠久の昔からの歴史が、今に至って個々に形あるいのちとしてあるのです。

そのことを仏教では、あらゆるいのちは「縁起的存在」であるといいます。

あらゆるいのち(衆生しゅじょう)は、その存在において平等であり、それぞれが代わることのできないかけがえのない尊いいのちをいただいているのです。

ですから、仏教の基本的な考え方からいえば、ことさらに「すべてのいのちは平等である」という必要はないともいえます。

しかし実際には、等しく尊いはずのいのちが踏みにじられ、侮られているのが現実です。

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