今月の釈迦説法
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今月の釈迦説法

釈迦が菩提樹の下で悟り、説いた教えとは中道(ちゅうどう)、縁起(えんぎ)、四聖諦(ししょうたい)、八正道(はっしょうどう) の四つの真理から成り立っています。
これらの修行を積むことによって煩悩をなくし、結果として苦を克服することができるとされています。

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2014年2月

ご縁

ある日の、お父さんと娘さんの会話から。

お父さん:「<ご縁>って言葉を知っているかい?」

娘:「何か、聞いたことあるような、ないような・・・おばあちゃんが、よく言ってるような気がする」

お父さん:「若い人は、最近使わなくなったようだね。でも、縁結びという言葉は、知っているだろう?」

娘:「うん。彼との縁結びを、お願いに行こうと思っているよ」

お父さん:「え、もう彼氏ができたのか!?」

娘:「お父さん、まだ、これから探すところだから、安心して」

お父さん:「おどかすのは、やめてくれよ。ただ、縁を結ぶというのは、もともと<結縁>(けちえん)といって、人間同士ではなく仏さまとの<ご縁>のことなんだよ」

娘:「え、そうなの。全然知らなかった」

お父さん:「そうだよ。辞書で<結縁>を調べてごらん」

娘:「あ、ほんとうだ。最初に<仏道に入る縁を結ぶ>って書いてある。びっくり!」

お父さん:「もう一つ質問するよ。じゃ、どうしたら、私たちが、仏さまと縁を結ぶことができると思う?」

娘:「えっと・・・それは、私がお寺に行って、お賽銭を入れるからとか?」

お父さん:お金が縁を結ぶということかい?そうじゃないんだ。そもそも、仏さまは、私たちが気付かない時も、ずっと私たちのことを心配してくださっているんだよ。その思いが、もうおまえに届いているから、それを受けとめるのが、仏さまとご縁を結ぶということなんだ」

娘:「へぇ~。じゃあ、今はまだ、私と一緒で、仏さまの方思いなんだね」

お父さん:「そうだね」

娘:「仏さまが、どんなふうに心配してくれているのか、知りたくなってきたわ」

来月から、仏教が大切にしてきた「ご縁」という言葉を、考えてみようと思います。

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