今月の釈迦説法
お問合せ電話番号
福岡県福岡市博多区博多駅南3-18-28
(博多駅から1.4km)

今月の釈迦説法

釈迦が菩提樹の下で悟り、説いた教えとは中道(ちゅうどう)、縁起(えんぎ)、四聖諦(ししょうたい)、八正道(はっしょうどう) の四つの真理から成り立っています。
これらの修行を積むことによって煩悩をなくし、結果として苦を克服することができるとされています。

概要写真

2014年11月

「ごえん」 わたしがここに存在していることそのものです。

砂場で、幼い子どもが、時の経つのを忘れて、砂山を作って遊んでいるのを見かけることがあります。

大地、砂つぶ、子どもの作業、これら一つひとつが原因(縁)となり、砂山ができあがります。

この中の一つの原因が欠けても、砂山はできません。

そして、やがて風が吹き、雨が降り、時間が経過して、砂山は崩れていきます。

色々な原因(縁)によって、形を変えていくのです。

いくつもの縁によって生まれ、また縁によって変化し続け、やがて元の形が無くなっていくありようを「無常」といいます。

このように「縁」と「無常」とは一対の言葉なのです。

多くの縁によって、この世に生を受けた幼子も、砂山が崩れて元の砂つぶに戻っていくように、やがては臨終の時を迎えねばなりません。

だからこそ、急ぎ、仏とならせていただく仏縁をいただかなければならないのです。

お釈迦さまは、「縁起」こそが真理であると説かれました。

この世に生まれてきた者は誰も、「縁起」と「無常」の世界を免れることができません。

なぜなら、私たちの存在そのものが、「縁」でできた「無常」なものだからです。

親鸞聖人は「火宅無常の世界」と、「無常」について表現されました。私たちが生きるこの世は、燃えさかる家のように、たちまちに移り変わる世界なのです。

やがては、この世での縁が尽き、終わりを迎えなければならないのが私たちのありさまなのです。

そんな無常な私たちだからこそ、いつでも、どこでも、はたらいてくださっている阿弥陀さまの慈悲によって、仏とならせていただく。

その教えに今、出あい、存在の根底から阿弥陀さまの

慈悲の中で生きていくことが、何よりも大切な救いとなるのです。

  • 前へ
  • トップページ
  • 次へ