今月の釈迦説法
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今月の釈迦説法

釈迦が菩提樹の下で悟り、説いた教えとは中道(ちゅうどう)、縁起(えんぎ)、四聖諦(ししょうたい)、八正道(はっしょうどう) の四つの真理から成り立っています。
これらの修行を積むことによって煩悩をなくし、結果として苦を克服することができるとされています。

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2015年4月

仏教は仏になる教え

『正しい「仏」の意味を理解する』


「仏教」ということばについて、お話させていただきます。

まず、仏教とは、「仏の教え」と捉えることができます。インドにお生まれになった偉大な聖者、お釈迦さまの教えということです。

次に、もうひとつ踏み込んで、仏教とは、「仏になる教え」と捉えることができます。

お釈迦さまは、お経の中に、「私の前に道があった。そして、その道を多くの方が歩んでいかれた」といっておられます。

ということは、お釈迦さまは、自分が作った教えを説かれたのではなく、「仏になる道」を、初めて、私たちに分かり易く明らかにされた方であるということができるのです。

「仏」とは、悟り得た者のことであります。

「めざめたる者」すなわち、覚者ということばで表すこともよくあります。

仏とは、悟りの世界から、迷いの世界に住む私たちを救うべく、いつも働きつづけていてくださる方の事をいうのです。

そして、仏教徒ということは、仏になる道を、共に歩んでいく仲間ということです。

ところが、悲しむべきことに、現在では、「仏」という、ことば自体が誤解されているのです。

例えば、テレビやドラマなどで、殺人事件があった時に、「仏はどこだ」とよくやります。

一般には、仏イコール死んだ人というイメージがあります。

また、物が壊れた時に「お釈迦になった」などという人もよくあります。

その程度の認識で、仏になる道ということを考えても、仏教がなんたるものか少しも判ってきません。

ですから、「仏」の正しい意味が判らないと、仏さまというものは、「私とは全く関係のない別の世界にいる偉い方で、私がなにかをお願いすれば、それを適えてくれるもの」としか考えず、「何か自分の都合の悪いときだけ、勝手にお願いし、それ以外の時は、仏を思うこともない」ということになってしまうのです。

信心をしたから病気がなおるとか、交通事故に遭わないなどということは、仏教の本来のあり方ではありません。

本当の信心の姿とは、己が変わってゆくことであります。仏になる道を、私自身が歩んで行くということであります。

 

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