今月の釈迦説法
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今月の釈迦説法

釈迦が菩提樹の下で悟り、説いた教えとは中道(ちゅうどう)、縁起(えんぎ)、四聖諦(ししょうたい)、八正道(はっしょうどう) の四つの真理から成り立っています。
これらの修行を積むことによって煩悩をなくし、結果として苦を克服することができるとされています。

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2016年2月

人間のための教え

「犬や猫は誰が育てても犬や猫になるが、人間だけは、人間が育てないと、人間にならない」という

諺がありました。

 

昔、インドでは赤ちゃんを捨てていたそうで、姥捨山ならぬ赤ちゃんの捨て場があったそうです。

そうしたら、どういう訳か、狼がその赤ちゃんの捨て場から、二人の赤ちゃんをくわえて帰って、自分たちの

洞穴で育てたのです。

 

二人とも女の子だったそうですが、何年かして、狼たちにまじって、四つん這いで歩いている子供たちを

見つけ、大さわぎになって、取りもどして、もう一ぺん人間が育てなおしましたが、うまく人間になれずに

死んでしまったそうです。

 

彼女等は、夜中に大声で三べん吠え、昼間は洞穴の中にかくれており、夜になると目をらんらんと輝か

せて出歩き、一番の好物は、生きた鶏を毛もむしらずに、がりがりと全部食べてしまうことでした。

 

人間は、人間の教えを小さい時から受けなければ、人間になれないのです。皆さんが、どうしてそんな

立派なお方になられたかと言いますと、それは少なくとも三つの教えを受けてこられたからであります。

 

三つの教えといいますのは、家庭教育(人格の基礎をつくる教育)、学校教育(知識をさずけられ、

体をきたえられる)、社会教育(公民館教育や老人クラブでの勉強)の三つであります。

 

そのほかに、街を歩けば、書道教室、音楽教室、料理教室、茶道教室、華道教室、きもの教室等、

沢山な教えがありますが、そうした中での一番大切な教えを宗教といいます。

 

昔、お釈迦如来さまが、王さまとお后さまにご説法をなさったことがありました。その中で、お釈迦如来

さまが、質問なさったのです。

 

「王さま、あなたは世の中で何が一番大切ですか」

「はい、世尊さま、わが命が一番大切でございます」

「お后さま、あなたは世の中で、何が一番大切だと思われますか」

「はい、世尊さま、いよいよになったら、自分の命が一番大切でございます」

 

そしたら、お釈迦如来さまが、お誉めになって、

 

「お二人とも、よく正直におっしゃいましたね。人間にとって、わが命ほど大切なものはありません。

ですから、どうぞお命を大切になさって下さい。人の命も大切にしてやって下さい」

 

と、おっしゃったそうです。このお話でもわかりますように、人間にとって、わが命ほど大切なものはあり

ません。真実の宗教は、この一番大切な命をどう生きるのか、命の行方はどうなってるのかを教えて

 

下さるのですから、数ある教えの中でも、一番大切な教えです。

 

宗という字には、おおもと、本源の意味があるのです。

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