今月の釈迦説法
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今月の釈迦説法

釈迦が菩提樹の下で悟り、説いた教えとは中道(ちゅうどう)、縁起(えんぎ)、四聖諦(ししょうたい)、八正道(はっしょうどう) の四つの真理から成り立っています。
これらの修行を積むことによって煩悩をなくし、結果として苦を克服することができるとされています。

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2016年12月

人間が人間になる教え

浄土真宗とは自己を明晰にする教え

 

浄土真宗というみ教えは、⑴阿弥陀仏さまとはどんなお方か。⑵人間とはどんなものか、

ということを教えて下さるのであります。ぶっつけに、仏さまやらお浄土のお話ばかり聞か

されると、夢物語を聞かされるような気のする人もありましょう。しかし、如来さまによって、

照らし出された自己自身を、だんだん知らされるようになった時、人は阿弥陀如来を信じ、

お浄土を慕わずにはおられなくなるのではないでしょうか。

道元禅師は「仏道をならうということは自己をならうなり」と申されています。親鸞聖人は

「仏願の生起を聞け」と申されました。生起とはおこり。電灯が出来たのは闇があったから、

如来さまの御本願の生起(おこり)は、救われねばならない悲しい私がいたからであります。

故亀井勝一郎氏の著書には、「浄土真宗とは自己を明晰にする道である」とありました。

人生という言葉には二つの意味があるようです。

それは、一つには人間の一生涯ということであり、二つには人間の生活ということです。

「人生は夢のようなものだなぁ」と言う時には、人はしみじみと無常感をいただきます。

また「人生は毎日が大変だなぁ」という時には、人は罪悪感を味わっているのではないで

しょうか。

万物の命を奪うことを仕事とし、その万物の命を衣食住の資(もとで)として、己の命を保

って行くのです。そしてそこに、ありがとうもすみませんもないのです。そんなはかなくて、

浅ましい私を救って下さるのは、阿弥陀仏さまだけしかいらっしゃらないのです。

その切ない如来さまのおよび声を聞いてこそ、人間が人間になれるのではないでしょうか。

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