今月の釈迦説法
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今月の釈迦説法

釈迦が菩提樹の下で悟り、説いた教えとは中道(ちゅうどう)、縁起(えんぎ)、四聖諦(ししょうたい)、八正道(はっしょうどう) の四つの真理から成り立っています。
これらの修行を積むことによって煩悩をなくし、結果として苦を克服することができるとされています。

概要写真

2017年6月

阿弥陀さまの光明のはたらき

煩悩にまみれた私が育てあげられる

 

あきることなく私たちを照らしづめに照らして下さっている阿弥陀さまの光明には摂取と破闇

と調熱の三つのはたらきがあるといわれます。

一、摂取 太陽は花壇に蒔かれたきれいな花の種も、自然に出てくる雑草の種も、毒草の種で

さえも無差別平等に摂めとって育て花を実らせてくれます。み仏の光も老少善悪の人をえ

らばず摂め取ってお育て下さって信の花を咲かせ、証りの実を結ばせて下さるのです。

二、破闇 太陽の光は闇を破りその正体を見せてくれます。暗やみではどこに水溜りがあるや

ら石ころがあるやら解りませんが、太陽がのぼればそれがよく解るのです。み仏の光もそ

の光に遇う者の心の闇を破って下さるので今まで解らずにいた自分の心の中の有様が解ら

せて頂くのです。お念仏よろこばれた浅原才一さんは、

 

くらがりのわしの心に灯がついた

なむあみだぶつの灯がついて

ご恩うれしやなむあみだぶつ

わしの心は瞋恚(しんに)と愚痴

それにまさって貪欲が

名号不思議にてらされて

ご恩うれしやなむあみだぶつ

と歌い又、

照らし抜かれて 照らし取られて なむあみだぶつ

 

とも歌っておられます。

今まで気づかなかった自分の心の底まで照らし抜かれて、貪欲瞋恚愚痴の三毒の煩悩で出来あ

がっている自分だと解らせて慚愧させられると同時に、そうした自分が倦かれもせず照らし取

られていることの有難さに目覚められた実感を歌われたのでしょう。

三、調熟 太陽の光は調熱のはたらきを持っております。どんなに渋い柿でも、渋を抜きとっ

て甘さと入れかえるのではありませんけれども長い間照らされている中にその渋が調えら

れて何ともいえぬよい味に変わってゆくのです。

渋柿の渋こそよけれそのままにかわらでかわる味のうまさよ

という歌があります。渋こそよけれです。貪欲や瞋恚や愚痴の煩悩の渋、その渋を場としてみ

仏の光がはたらいて下さるのです。短気な人は短気のまま、愚痴っぽい人は愚痴っぽいまま、

熱心に聴聞を重ねているうちに自然と柔軟な味わい深い人柄に育てあげて頂けるのです。それ

は「どうぞどうぞ光に触れて身も心も柔らげられた人間になって下さいませ。お願い申します」

というみ仏の「触光柔軟の願」が私にとどいて下さるおかげです。

浅原才一さんは、

わたしやあなたにおがまれて

たすかってくれとおがまれて

ご恩うれしやなむあみだぶつ

煩悩も具足 お慈悲も具足 具足づくめのなむあみだぶつ

と歌っておられます。

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