今月の釈迦説法
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今月の釈迦説法

釈迦が菩提樹の下で悟り、説いた教えとは中道(ちゅうどう)、縁起(えんぎ)、四聖諦(ししょうたい)、八正道(はっしょうどう) の四つの真理から成り立っています。
これらの修行を積むことによって煩悩をなくし、結果として苦を克服することができるとされています。

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2018年7月

浄土真宗とは

聞(もん)に始まり聞(もん)に終わる

 

世界中には沢山の宗教があります。それらは皆教えが違います。釈尊の流れをくむ同じ仏教でも

いろいろな宗派があり、教えが多少違っております。「あなたの宗教は何ですか」とたずねられ

ますと、「うちは浄土真宗です」と答えられる方が多ございますが、たいてい我が家の宗教であ

って、私の宗教ではないような気がします。宗とは、むねと読むように依り処(よりどころ)と

いう意味でしょう。私達人間は必ず何かを依り処として生きています。それもあてにならないも

のばかりをあて頼りとして生きているようです。子供の時は親を依り処に、大きくなれば伴侶を

依り処に、老れば子供を依り処に。または財産を名誉をと価値観の違うにまかせて、そのつど何

かを依り処として生きているような気がします。その依り処を失うと、人間は生きていけないの

ではないでしょうか。自死をするのは依り処を見失った時だと思うのです。宗教とは、教えを依

り処にして生きているということですので、浄土真宗とは、浄土を真実の依り処として生きると

いうことでなければならないはずです。その浄土真宗は、「聞」に始まって「聞」に終ると聞い

ております。「聞其名号」(もんごみょうごう)とも聞いています。我が家がいくら浄土真宗で

あっても、「私が浄土真宗を聞く」ということがなければ、それは浄土真宗と言えないのではな

いでしょうか。

高僧和讃(こうそうわさん)(善導讃)(ぜんどうさん)に、

 

真宗念仏ききえつつ

一念無疑(いちねんむぎ)なるをこそ

希有最勝人(けうさいしょうにん)とほめ

正念(しょうねん)をうとはさだめたれ

 

とありますように、真宗(真実の依り処)は念仏であるとおさえています。その念仏を聞く人こ

そ、人間に生まれた甲斐のある本当にすばらしい勝れた人であると仏さまがほめたたえて下さっ

ています。一口に申しますなら、浄土真宗とは、阿弥陀さま(南無阿弥陀仏)のお心を頂いて念

仏申す生活をするということでしょう。それは聞くということを通さなければ出てきません。

だからこそ聞に始まり聞に終わるとおっしゃっているのでしょう。

 

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