今月の釈迦説法
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今月の釈迦説法

釈迦が菩提樹の下で悟り、説いた教えとは中道(ちゅうどう)、縁起(えんぎ)、四聖諦(ししょうたい)、八正道(はっしょうどう) の四つの真理から成り立っています。
これらの修行を積むことによって煩悩をなくし、結果として苦を克服することができるとされています。

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2018年10月

他力本願の誤用

他力とは如来の本願力なり

 

世間ではよく「他力本願」(たりきほんがん)を誤用するかたを見かけます。他力本願にかぎらず、仏教語は多くの日常語になっていますが、ほとんどが正しく使用されていません。

それを、少しでも正していくことが必要です。中でも他力本願は、とくに浄土真宗の教えの根本をなす語(ことば)だけに、誤用を正すことは急務といえるでしょう。

しかし、世間一般が誤用していることをせめるだけでなく、親鸞聖人のみ跡を慕うわれわれ門信徒が、まず他力本願のみ教えをしっかり聞いていくことこそなすべきでしょう。

他力本願とは、他人の力のみをあてにして、自分は何もしないと言うような誤用されている意味ではありません。

宗祖親鸞聖人のおおせられた他力本願の味わいは、阿弥陀如来の本願(仏の救いの心と智慧のはたらき)に帰順(きじゅん)して信心の行者となり、人生生活のうえの証しとして体得されたものであります。

聞法(もんぼう)によって、本願に帰順のないかぎりわかることではありません。親鸞聖人が身をもってあきらかにされた本願の味わいを聴聞(ちょうもん)して行くとき、「他力とは如来の本願力なり」とおおせられたお言葉の、ほんとうの意味や味わいが理解されるでしょう。

他力本願とはという問いを機縁として、聞法につとめると共に他の人々にもはたらきかけていきましょう。他力本願とは仏の本願を言うのですから、他力とは仏様のことであります。

本願とは人間の願いのことではなく、仏様の願いですから、すべて仏さまのおはたらきを言うのです。正しい意味を知らずに誤って使えば、それは仏法(ぶっぽう)をそしる罪にあたりましょう。謗法罪(ほうぼうざい)は、もっとも重い罪です。

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