今月の釈迦説法
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今月の釈迦説法

釈迦が菩提樹の下で悟り、説いた教えとは中道(ちゅうどう)、縁起(えんぎ)、四聖諦(ししょうたい)、八正道(はっしょうどう) の四つの真理から成り立っています。
これらの修行を積むことによって煩悩をなくし、結果として苦を克服することができるとされています。

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2018年11月

「他力本願」ではいけないというが

人間の力をさす言葉ではない

 

それは浄土真宗を誤解された人の意見だと思います。他力本願を単に自分は何もせずすべて他人

に依存し自主性のない生き方を言わんとして、そのような言葉として使われたかもしれませんけ

ど、それは誤りです。ある所でお店をしている主人が「店を求めるには大変難儀したけど場所が

よくて、今ではお客さまが次から次によって下さいまして儲けさせていただきます。これはもう

お他力さまでしてありがたいといわずにはおれません」といったこれもまちがいです。

浄土真宗で他力という時は必ず「如来の本願力なり」と示され人間の力をいう言葉ではないので

す。如来とは阿弥陀仏、本願力とは根本の誓願力ということで、これは全く阿弥陀仏の仏力を

「他力」というのです。考えてみますと人間にははじめから自力というものはないのでして、

みんなめぐまれた力があるばっかりであり、しかも本願力といえるものもないことです。たしか

に、生活している私達にも願いや希望もないことではありません。

しかしその願いや希望は煩悩で、法界にみとめられる誓願力とはいえません。そうすると人間の

力はつまらないのかというとそうではありません。私達はめぐまれいただいた力によって、よく

生きさせていただいているという事実を知らなくてはいけないということです。

ただ、純粋にしてあたたかく強い阿弥陀如来さまの本願力が、私たちをしてまちがいなく浄土に

成仏せしめて下さるのです。こうしたことを語りますと、それでは「仏になるのは他力、この世

は自力ですか」と問いかえす人もあるかもしれませんけど、そうではなくて、いま現にこのよう

にたくさんの力をめぐまれて生き、しかも南無阿弥陀仏の本願力をいただいて真実なる浄土への

生活であることをよろこび、すこしでもよきことを思い合って世のためにつくし、人生を生きる

ことがなにより大切であると気づかせていただかなくてはならないということでありましょう。

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