今月の釈迦説法
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今月の釈迦説法

釈迦が菩提樹の下で悟り、説いた教えとは中道(ちゅうどう)、縁起(えんぎ)、四聖諦(ししょうたい)、八正道(はっしょうどう) の四つの真理から成り立っています。
これらの修行を積むことによって煩悩をなくし、結果として苦を克服することができるとされています。

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2019年1月

平成31年

新年静謐

新年明けましておめでとうざいます。いよいよ平成最後の年となりました。どういう元号になる

んでしょうか。元号を決める際、いくつかの条件等があるようです。いくつか参考にしていきま

す。まず、

1.国民の理想としてふさわしいような、よい意味を持つものであること。

2.漢字2文字であること。

3.書きやすいこと。

4.読みやすいこと。

5.これまでに元号または送り仮名として用いられたものでないこと。

6.俗用されているものでないこと。

7.頭文字をアルファベット表記する際、明治の「M」大正の「T」昭和の「S」平成の「H」と

重ならないもの。

などなど考えていくと、元号を決めるのはそうたやすいものではありませんね。。。

個人的には、『平和』という元号がいいなぁと思いますが、「平」も「和」も以前使われてお

り、頭文字の表記が「H」になるので恐らく、いや絶対に「平和」にはならないでしょう。

話は変わりますが、今年も無事に新年を迎える事が出来ましたが、私たちは日々の暮らしを思

う時、何もかもが「当たり前」になってはいないでしょうか。

明日がきて当たり前、朝目が覚める事が当たり前、明日も明後日も、今日と同じ日が繰り返さ

れるだろうと思って日々の暮らしを送っています。しかし、明日もくる、明日も目が覚める、

という保障はどこにあるんでしょうか。実はこの保障はどこにもありません。

ところで皆さま、「当たり前」の反対語ってご存知でしょうか。それは、生活の中でよく使う

言葉の一つに答えがあります。答えは、「ありがとう」です。ありがとうは漢字で書くと、

「有難う」と書きます。つまり「ありがとう」というのは、「そう有る事は当たり前」ではな

く、「そう有る事は難しい」「有る事難し」「有難う」となった訳であります。先日、とある

投稿を読みました。投稿された方は年配の女性からのものでした。それを原文のままご紹介さ

せて頂きます。(文章の内容で、浄土真宗の教義的でない表現もありますが、それはご了承く

ださい)

 

ありがとうの反対語など今まで考えたこともなかった。教えてもらった答えは、「当たり前」

「ありがとう」は漢字で書くと「有難う」「有難し」という意味だ。有ることが難しい、稀で

ある。めったにない事にめぐりあう。すなわち奇跡ということだ。奇跡の反対は、「当然」と

か「当たり前」我々は、毎日起こる出来事を、当たり前だと思って過ごしている。

歩けるのが当たり前。目が見え、耳が聞こえるのが当たり前。手足が動くのが当たり前。毎日

目が覚めるのが、当たり前。食事ができるのが、当たり前。息ができるのが当たり前。

友達といつも会えるのが、当たり前。太陽が毎朝昇るのが、当たり前。生まれてきたのが当たり

前。夫(妻)が毎日帰ってくるのが、当たり前。そして、生きているのが当たり前。また、ある

夫婦の話もしてくれた。晩酌の時、いつも無口な夫が、「ちょっとお酌してくれないか?」と珍

しく妻に言った。台所の片付けをしていた妻は、「今、忙しいから自分でやって」と答えた。

夫は少し寂しそうだったが、手酌で酒をついだ。その、2~3時間後、夫は急に倒れ、救急車で

運ばれ帰らぬ人となってしまった。それから、妻は、何故あの時、夫にお酌をしてあげなかった

のかと、ずっと悔やんだという。あの時何故、もっと優しい言葉で、こぼれるような笑顔で、

感謝の言葉で、接することができなかったのか・・・誰しも、今日と同じ日が明日も繰り返され

ると思う。今日、誰かと出逢い、話し、笑い、食事をして、仕事ができる。こんな当たり前だと

思うことが、本当は奇跡の連続なのだ。

「有ること難し」生きて、出逢う、という奇跡の連続に、「ありがとう」を言わずにいられな

い。

 

という投稿記事でした。とても感慨深い内容の投稿でした。

そして生き方や人に対する接し方も同時に考えさせられました。今年も家族の誰一人お浄土へ還

る人もおらず新年を迎えさせて頂きました。「静謐」(せいひつ)という言葉があります。

これは、世の中が穏やかで治まっていることという意味があります。元号が変わっても、殺伐と

した世の中で、人の心までは変わってほしくありません。どうか今年も「静謐」な1年を過ごす

事ができるよう心より念じさせて頂き、年頭のご挨拶とさせて頂きます。

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