今月の釈迦説法
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今月の釈迦説法

釈迦が菩提樹の下で悟り、説いた教えとは中道(ちゅうどう)、縁起(えんぎ)、四聖諦(ししょうたい)、八正道(はっしょうどう) の四つの真理から成り立っています。
これらの修行を積むことによって煩悩をなくし、結果として苦を克服することができるとされています。

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2019年6月

仏教用語

日常にある仏教用語

私たちは、言葉により人と人とのコミュニケーションをとっております。言葉は目には見えない

ものの、人を励ましたり褒めたり、お礼の言葉を申したり、お詫びの言葉となったり、人を罵っ

たり、時には残酷な刃となって人の心を傷つけます。

一つの言葉でけんかして、一つの言葉で仲直り。一つの言葉で頭が下がり、一つの言葉で笑い合

い、一つの言葉で泣かされる。一つの言葉はそれぞれに、一つの心をもっている。きれいな言葉

はきれいな心、優しい言葉は優しい心。一つの言葉を大切に、一つの言葉を美しく。

という詩があります。言葉を発する時は、常に相手の身になって考えないといけませんね。私た

ちの生活に欠かすことのできない「言葉」。

普通何気なく使っている言葉には、実は数多く『仏教用語』がでてきます。仏教用語を無くして

しまうと会話が成り立たないと感じてしまう程の数があります。私たちが住んでいる家には、

一戸建てやマンション等に関わらず、必ずどの家にも玄関があります。その玄関を通らなくては

家の中には入ることはできません。この「玄関」も仏教用語の一つです。玄妙に入るための関所

という意味で、禅宗寺院の入口を指す言葉でした。玄関を通り人と会うと、挨拶を交わします。

この「挨拶」も仏教用語です。「挨」は押す、「拶」は迫る、という意味で、本来は禅僧がお互

いに押し問答(禅問答)をして、相手の力量や悟りの深さを推し量ることを「挨拶」と言ったそ

うです。そして家の中にはどこにでも「食堂」があります。

今風に言えば、ダイニングでしょうか。この食堂も、「じきどう」と言ってお坊さんが食事を作

る所も修行の一つという考えから本堂とは別に「食(じき)堂」と言って別に食事の為だけの堂

がありました。他には、大袈裟(おおげさ)お坊さんが身にまとう袈裟(けさ)が大きいことか

らきた言葉だったり、他にも、愛・アイウエオ・愛敬・愛想・阿吽・諦め・悪口・有り難い

・以心伝心・意識・意地・一期一会・一大事・有頂天などあげていくと、きりがありません。

今の現代社会は、日本語が乱れ(変な進化?)本来の日本語の美しさや意味合いを思い感じなが

ら発する事がありません。それどころか、その言葉の乱れに気づかずついつかっている私自身も

時折恥ずかしく感じる事さえあります。

代表的な言葉に、「なるほどですね」と言った事がありませんか?「なるほどですね」は、万能

な言葉だと思います。相手が言っている事に肯定する時も、否定する時も、どうかな?と思うよ

うな時も、この「なるほどですね」は相手に(聞き手)によって、どう解釈されてもさほど支障

がない万能な言葉はありません。最近の若い子の言葉遣いは!と思っていた自身が思わずこの言

葉をつかってしまった時には、知らず知らずのうちにと恥ずかしく感じた事でした。今一度、

言葉を発する時、その言葉の意味は何なんだろうか、どういう意味なんだろうかと問うてみるの

も楽しいかもしれませんね。そこから、新たな発見が生まれるかもしれません。

そしてその発見から自身の言葉遣いが変わり、もっともっと仏教に触れる機会をもてたら考え方

や生き方などが変わってくるのではないでしょうか。

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