今月の釈迦説法
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今月の釈迦説法

釈迦が菩提樹の下で悟り、説いた教えとは中道(ちゅうどう)、縁起(えんぎ)、四聖諦(ししょうたい)、八正道(はっしょうどう) の四つの真理から成り立っています。
これらの修行を積むことによって煩悩をなくし、結果として苦を克服することができるとされています。

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2019年11月

宗教とは

人間は一生をかけて「自分づくり」をしていくのです。宗教や修行は、日常生活には、なくても

生きられます。でも、「いざ」という時に必要になります。だから、宗教を学び、修行をするの

です。『修』(なお)しながら『行』(すす)むから修行という。これは、奈良県薬師寺の大谷

徹奘さんの言葉です。

確かに普段の日常生活において宗教は必要ではありません。ここで、宗教について考えてみたい

と思います。文字を分解していくと、二文字に分けられます「宗」と「教」「宗」の意味は、

『むね。おおもと。根本。中心となるもの』とあります。言い換えると、「要」(かなめ)であ

ります。この言葉の意味は、「かなめ。大切なところ」という意味です。人生という道を歩んで

いると、様々な事が次から次へと起こり、頭を悩ませます。そして人は、無意識のうちに何かを

拠り所(よりどころ)として歩んでいます。それがお金であったり、財産であったり、家族であ

ったり、仕事であったり等々・・・。

しかし思うのですが、それらは本当の拠り所になっているんでしょうか。お金をたくさん持って

いても、使ってしまえば持ち金は無くなりますし、財産も然り。仕事も必要でないと見做される

と、解雇になるかもしれません。家族ともいつまでも永遠に一緒という訳にもいきません。

つまり、私たちが拠り所としているものは、気が付けば目の前から一瞬にして無くなってしまう

ものばかりです。「宗教」というのは、あなたの心の拠り所となる教えです。

みなさんもご承知の「扇子」。この扇子は不思議な物でして、部品が一つしかありません。親骨

の内側に中骨、中骨の外側に扇面があり、親骨と中骨を扇子の下の部分で止める部品を「要」と

言います。たった一つの部品でもあるこの「要」がなかったら、扇子は扇子としての役割を果た

しません。これと同じで、私も「要」(宗 依り処)がなくては、人生を歩めない気がするので

す。あなたが人生という道を歩む時の根本(中心)となるものは一体何でありましょうか。

先行き不安なこの時代に生きていかねばならないからこそ、この「宗教」というものが大切な気

がいたします。普段は神さまや仏さまは忘れ生活をしているのに、いざ!困った時だけ、色んな

神さまやら仏さまを総動員させてお願い事をする方が時々おられます。「藁にもすがる思い」と

いう言葉もありますが、掴んだ物が藁だったら沈んでいくだけです。。。

掴んでも沈まない何かを探す事で、生きる目的だったり、人生観が変わったりあなたの人生に変

化が起こるかもしれません。言い換えると、あなたの心の中で宗教という目に見えない物が届く

事で化学反応が起こるかもしれないという事ですね。あなたは、何を拠り所として生きています

か?という問いに即答できる心を養っていきたいですね。

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