今月の釈迦説法
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今月の釈迦説法

釈迦が菩提樹の下で悟り、説いた教えとは中道(ちゅうどう)、縁起(えんぎ)、四聖諦(ししょうたい)、八正道(はっしょうどう) の四つの真理から成り立っています。
これらの修行を積むことによって煩悩をなくし、結果として苦を克服することができるとされています。

概要写真

2021年1月

上機嫌でいよう

まあるい言葉で(和顔)

こころもまあるく(愛語)

ありがとう。大丈夫だよ。お元気ですか。お疲れさま。

お手伝いしましょうか。ごめんね。よくがんばったね。ごちそう様。うれしいな。

いつも一緒だよ。ひといきつこうよ。

 

湯川寺(北海道)

 

「和顔愛語」は、辞典ではこのように説明されています。やわらかな顔色とやさしいことば。

やわらいだ笑顔をし、親愛の情のこもったおだやかなことばをかわすこと。なごやかな顔、

愛情あることばで人に接すること。この言葉は『無量寿経』に出てくる言葉ですが、日常の

生活、家庭や学校、職場で、いつもこのような態度がとれると最高ですね。ただこのような

「和顔愛語」の姿勢を維持するのは難しく、そのためには常に上機嫌であることが求められ

ます。

齋藤孝さんが書いた『上機嫌の作法』には、不機嫌さは「能力の欠如を覆い隠すためのもの

です」とありました。いつも不機嫌な表情をしている人たちにとっては耳が痛いですね。

この本では続けて、「仕事のできる人には、上機嫌な人が多い。本当にできる人は、テンシ

ョンが高くて上機嫌、一つずつの動作、話すテンポが速いのです」と指摘していました。

そもそも、世の中に一人で完結する仕事などはありません。チームや組織の中で上機嫌でい

ることは周囲のパフォーマンスを高めることにもつながります。

そのような観点からすると、いつも仏教的な「和顔愛語」の姿勢を保つということは、置か

れている環境の中で自己のパフォーマンスを最大限に発揮するための大変有効な作法ともい

えるでしょう。

 

補足

日本には、言霊という言葉があります。浄土真宗的ではないけれど、言葉には人が発する言

葉に「心」が宿っている感じもします。

一つ言葉でけんかして

一つ言葉で仲なおり

一つ言葉で手を合わす

一つ言葉で涙を流す

一つの言葉はそれぞれに

一つの心をもっている

言葉一つを気をつけましょう

何気なく言った言葉で人を傷つける時もあります。心を込めてお礼を言った時、お互いが気

持ちよくなります。言葉は時に刃となる時もあり、癒しや慰め心温まる時もある不思議なも

のです。その言葉を使って日々の暮らしをおくっているのが我々人間です。

そう思うと、マイナスになるような言葉使いは慎みたいですね。言ってる方も言われてる方

も気持ちがよくありません。どうせ言葉を発するなら、発し方次第だと思います。

言葉と連動するものが、表情です。目は口程に物を言うと言うじゃありませんか。言葉も大

事ですが、言葉を発する前に口より先に目が物を言っている場合がほとんどです。しかし本人

はその事に気が付きません。一日に何回鏡の前に立って我が顔を見ますか?

そして何をする為に鏡の前に立ちますか?しわが増えたなとかしみが増えたなとか、白髪が増

えたなとか髪が薄くなってきたなとか化粧がどうとか髭剃りとか等々。見方はそれぞれです。

しかし鏡は身だしなみを整える為のものだけでなく、人から見た我が顔を見る事が出来るとい

う事です。最高の笑顔の作り方を鏡を見ながら勉強したいですね。

特にコロナ禍でマスクが日常化しています。マスクの下は表情が全く分かりません。いつかマ

スク無しの世になった時の為に今から笑顔の練習でも始めてみてはいかがでしょうか。

和顔愛語、こういう世の中だからこそお互いが助け合い、励まし合い優しい笑顔で優しい言葉

で人と接していくことが求められている気がしてなりません。ちなみに昨年12月の世相を表す

漢字は見事、外れてしまいました。。。

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