今月の釈迦説法
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今月の釈迦説法

釈迦が菩提樹の下で悟り、説いた教えとは中道(ちゅうどう)、縁起(えんぎ)、四聖諦(ししょうたい)、八正道(はっしょうどう) の四つの真理から成り立っています。
これらの修行を積むことによって煩悩をなくし、結果として苦を克服することができるとされています。

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2022年5月

幸せと仕合せ

「しあわせ」と聞くと、皆さんはどちらの「しあわせ」を思い浮かべますか?
多くの方が「幸せ」を思い浮かべることでしょう。

けれども、辞書で幸せと調べても、幸せのみの表記は出てきません。大辞林で「しあわせ」と

調べると、

しあわせ【仕合わせ・幸せ・仕合せ・倖せ】

① めぐりあわせがよい・こと(さま)。幸運。幸福。
② めぐりあわせ。運命

とあります。(辞書によります)幸せを多くの方は①にあるような、幸運や幸福を、幸せと思い

浮かべるでしょう。

その幸福を大辞林で調べると不自由や不満もなく、心が満ち足りている・こと(さま)。

とあります。心が満ちたときに人は幸せ・幸福を感じるのです。私は美味しいご飯を、お腹一杯

に食べたときに、幸せを感じます。皆さんも様々な場面で、幸せを感じることがありましょう。

けれども、このお腹一杯で幸せな私の幸せは、私一人の力で成されたでしょうか。

食材があって、それを運ぶ人がいて、調理をする人がいて、提供する場があって。他にも様々な

ことが重なり合って、今私は幸せを感じられているのです。

この幸せは、一人では決して成しえないということです。「しあわせ」のもう一つの意味として

めぐりあわせ。運命。とあります。元々「しあわせ」という言葉は、幸福感を表すのではなく、

その成り立ちを表している言葉でした。

「仕 + 合わせる」様々なことが重なり合って、物事は成り立っているということです。

この世に生まれてくることも、年老いていくことも、病気をすることも、死ぬことも、出会うこ

とも、別れていくことも、良いことも、悪いことも、悲しいことも、辛いことも、腹ただしいこ

とも全て含めて「しあわせ」(仕+合わせ)でした。いつしか、幸福だけを幸せと認識され、

本来の仕合わせが見えにくくなってしまいました。ついつい、何かあると私一人の力と、思いが

ちになってしまいます。けれども、どんなこともおかげ様。「しあわせ」の本来の意味を大事に

しながら、たくさんの仕合わせを感じて、日々を歩んでいきたいものです。

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